シンセを歌わせる!ワブルベースの作り方

DTM入門

Skrillexなど、Dubstepのワブルベースはシンセサイザーが歌っているかのように、複雑な音色を奏でています。

「複雑そうで作れる気がしない」というこんな音色も、実は簡単に作ることが出来ますので、以下のポイントを抑えて楽しく音作りをしていきましょう。

今回はまだ発売されて間もない、「Serum 2」を使用して、シンセサイザーの音作りを紹介していきます。

  1. 複雑なウェーブテーブルを選択する
  2. テーブル上を動かす設計をする
  3. 波形を時間変化させる

複雑なウェーブテーブルを選択する

人が歌っている、喋っているかのような音を作る際には、複雑な地形に見えるウェーブテーブル選択することがマストです。

後述するように、音を大きく時間変化させる事で人間のような発音が得られますので、まず複雑なウェーブテーブルを2つ選択します。

テーブル上を動かす設計をする

ウェーブテーブルを選択したら、フィルター、エンベロープで軽く音を整形し、波形を動かす設計を始めます。フィルター、エンベロープでの音の調整方法は下記ブログを参照してください↓↓↓

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簡単すぎるシンセサイザー!音真似の基本

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「マクロ」と呼ばれる、一つで複数のツマミをコントロールできるつまみに設定をしていきます。

まず、2つのオシレーターそれぞれのWave Table Position(どの波形を選択するか)を一括で変更できるように、マクロを設定します。

次にその波形を横方向に拡大・縮小する設定をします。Serum 2では「Warp」という場所でこの設定が出来るので、拡大・縮小を表す「Bend +/-」を選択します。

また、「Unison」「Detune」というツマミで2つの音を、「微妙にずれた複数の音」がなるように設定します。チューニングをずらしすぎて音程が分からなくならないように注意しましょう。

さらに、音程をしっかり聞かせたいフレーズの場合はオシレーターCを使って、Saw波など音程のはっきりしたもので補強しておくのがベターです。

波形を時間変化させる

ここまで来たら後は音を流しながら、マクロを動かしてみます。

簡単に、人が歌っているような音を再現できると思います。

お気に入りのマクロの動きが決まったら、オートメーションでDAWにその動きを記録して、完成です。

このようにSerum 2のようなウェーブテーブルシンセサイザーは、複雑なようで視覚的にも考え方の面でも分かりやすく、扱っていて楽しいシンセサイザーです。

どんどん弄って、アグレッシブなサウンドを作っていきましょう。

著者情報

Ikumi Magata

ミキシング&マスタリングエンジニア/作曲家/シンガーソングライター。東京を拠点に、これまで300曲以上の作品に携わる。ロック、EDM、ポップスを得意とし、日本独自のポップサウンドにも精通。

音楽レーベル「Akashic Records」およびDTMスクール「Akashic DTM教室」の代表。現在は独立系レーベル運営と教育活動を並行しながら、国内外のアーティストと協働中。

経歴:

  • 2012年 Swan Song Records(日本)よりシンガーソングライターとしてデビュー
  • 2014年 東京都立大学大学院修了
  • 2022年 RAX Record Label(インド)とアーティスト契約
  • 2023年 一般社団法人新日本音楽振興会と業務提携

現在、SoundBetterでは期間限定で割引価格にてミキシング/マスタリングサービスを提供中。

📍拠点:東京

🎧 使用機材:Mac Studio / Logic / Cubase / Studio One / Waves Ultimate

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