初めてのDTM ~準備編~
これからDTMを始める方必見!30日でオリジナル楽曲を作る方法
DTMを始める前に
![](http://akashic-music-school.com/Blog/wp-content/uploads/2022/02/AdobeDTM-1024x683.jpeg)
そもそもDTMとは?
最近では映像作品でも取り上げられたりと、 話題の「DTM」。 これは、Desktop Music の略称で、 コンピュータで音楽を作ることを指します。 そして「DAW」。 こちらも聞き慣れた方も多いと思いますが、 これはDigital Audio Workstation の略称で、 PCで音楽を作るためのソフトを指します。 単純にPCで音楽を作ると言っても、 作曲・録音・編集など DTMで出来ることは様々です。 動画の音声を編集することも出来ます。 ですがここでは、 バンド音楽やボーカロイド作品、 インストゥルメンタルミュージックなどを 作曲する事に絞って解説していきます。
DTMをするにはDAWが必須ですが、 これは無料のものや 高度な編集作業が出来る高価なものまで様々。 ご自身の目的にあったものを準備しましょう。
なによりも大きなことは、 DTMでは楽器やバンドメンバーも必要なく、 コンピュータを使って 「自分一人で楽曲を完成させられる事」です。
制作したい楽曲を明確にしましょう!
DTMではクラシック~ダンスミュージックまで 様々な種類の楽曲を作曲する事が出来ますが、 これからDTMを始めるという方はまず、 自分がどんな音楽を一番作りたいのか よく考えておきましょう。 後になってから 制作するジャンルを変更は出来ますが、 出だしで機材や知識が無く躓いてしまうと、 勢いが止められてしまいます。
ボーカロイド作品であれば 当然ボーカロイドソフトが必要ですし、 歌や生演奏を録音するには機材が必要です。
またダンスミュージックでも 作業効率を段違いにする機材があります。
このように機材の準備をしておく事は モチベーションの維持にも繋がります。 方向性が明確であれば学ぶべき知識が絞られ スムーズに制作に取り掛かることが出来ます。 DTMでは出来ることが多い分、 インターネットなどの情報量も膨大です。 効率良く進めるために 最初に入念に準備しておくのが良いでしょう。
目的に沿った機材を揃えましょう!
先にも述べたように、 DTMをする上でDAWソフトは必須です。 無料のものであれば、 • CakeWalk (Windowsのみ) • Studio One Prime • GarageBand (iPhone , mac 標準搭載)
などが一般的に使われています。 またヘッドフォンや *オーディオインターフェースは後々必須となる ので、 オーディオインターフェースに付属してくる、
• Cubase AI
• Ableton Live Lite
などがありますので、 安価なものでも良いので 将来的に使いやすいものを準備しましょう。
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![](http://akashic-music-school.com/wp-content/uploads/2022/02/GarageBand_icon.png)
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*オーディオインターフェース:
PCの出力音源をデジタルからアナログに変換 し、スピーカーやヘッドフォンから聴けるよう にする装置。PCの負荷を軽減する効果もあり。 また、ギターやヴォーカルなどの楽器をデジタ ルに変換してPCに録音したり、MIDIキーボー ドなどの入力をPCに反映することにも使用する ため、用意しておきましょう。
目的別の基礎知識を見ていきましょう!
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DTMを始めようとしているあなた、 ここで一度立ち止まって考えましょう。 作ろうとしている楽曲はどんな楽曲ですか? それにより必要な機材や知識が変わります。
どんな楽曲ですか?と言われても、 そんなに難しく考える必要はありませんので ご安心ください。 例えばシンセサイザーを基調とした EDMを作りたい!だとか、 ボーカロイド作品を作りたい! または自分のバンドの楽曲を作りたい! 等と大雑把な括り方で考えてみましょう。
当たり前のことですが、 ボーカロイド作品を作るにはソフトが必要で、シンセサイザーを使うには ハードシンセまたはソフトシンセが必要です。
また、自分で演奏した歌やギターを 楽曲に取り入れたいと思うのであれば、*オーディオインターフェースという機材が 必要になります。
また、必要な知識も変わります。 変わると言っても根本的なところは同じで、以下の3つの方法から、 作りたい楽曲に合うものを身につけましょう。
- コード先行型の作曲方法(EDM, インストゥルメンタル楽曲に向いています)
- メロディ先行型の作曲方法(ボーカロイド作品、バンド楽曲に向いています)
- 歌詞先行型の作曲方法(楽曲のイメージをしっかり固めて作りたい時に向いています)
コード先行型の作曲方法とは?
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その名の通り、 先にコード進行を決めて 後からメロディを付けていく作曲方法です。 こちらは後ほど詳しく解説しますが、 まずはキー(どの鍵盤で楽曲を構成するか)と テンポを決めて、 キーに合ったコードを並べていきます。
メリットは、とにかく早く簡単に 楽曲を制作することが出来ることです。 DTMではコード進行の作成は非常に簡単で、 初めて作曲をする方でもすぐに出来ます。
そこにメロディを付けていくという工程も、 DTMでは非常に簡単に出来るので、 作曲を初めてやるという方には 特にこの方法をおすすめしています。
デメリットは、 この方法を続けていると コード進行のパターンに バリエーションが無くなってしまうこと、 またメロディの選び方にも 自由度が無くなってしまうことです。
しかし単純な進行で音を聴かせる EDMの様な楽曲の制作には強力な方法ですし、 初心者の方にもとっつきやすい方法です。 実際のレッスンではほとんどの場合、 この方法から始めて頂いております。
メロディ先行型の作曲方法とは?
こちらもその名の通り、 メロディを最初に作ってしまい、 コードをはめ込んでいくという作曲方法です。 DTMにおいては、 4~8小節程度のメロディを キーボードやマウスを使って 自由に打ち込んでいきます。 鼻歌の録音を、 PCで行うといったイメージです。
これにもDTMならではのメリットがあります。 それはまず、音程が正確になることです。 PCの音程は完全に正確なので、 後からコードをはめ込む時に 音のズレが生じなくなります。
デメリットは、 慣れるまでは打ち込みを終える前に 思いついたメロディを忘れてしまうことです。 (これは最初のうちは非常に多いです) 忘れてしまうと、また考えて、 それが気に入らなかったりと なかなか完成に近づけなくなってしまいます。
歌詞先行型の作曲方法とは?
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これもまた文字通り、 歌詞を先に書いて メロディを付ける作曲方法です。
作曲をする際、なんのイメージも無しに いきなりメロディやコードを並べるよりは、 自分の中で描きたいストーリーを しっかりまとめてから形にしたい という方に向いています。
重複しますがメリットは イメージを先にしっかり固められるので 作品と自分のイメージがズレにくい事です。
デメリットは、 言葉のリズムに合わせて メロディを選んでいかなければいけないので、 そもそもメロディを作ったことがない、 または作るのが苦手といった方には 難易度が高いということです。
様々な方法がありましたが、いかがでしょう? 自分のやりたいことに合わせて 適切な方法を選んで、無理なく楽しく DTMを始めていきましょう! →初めてのDTM~実践編~へ
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