3分で世界が広がる!今すぐ使えるDTMの小技3選
コード理論やシンセサイザーの知識は学ぶのに時間がかかるものです。しかし、要点を抑えてしまえばすぐに使うことの出来る小技が盛り沢山。
ここでは動画で解説をしながら、初心者の方から上級者の方にも役立つDTMの小技を3つ紹介していきます。
それでは早速見ていきましょう!
ピッチベンドでストリングスをリアルに再現
VSTのストリングス楽器はその性質上、スライド奏法などが再現しづらくなっております。
そこで、実際に演奏者がどのタイミングでスライド奏法を使用し、その時どのように音程が変化するのかを想像してピッチベンドで奏法を再現してやる事が有効です。
早速見ていきましょう。
この様に、音程が大きく変化するとき(音程の跳躍があるとき)にピッチベンドで音程にカーブを描くことで圧倒的にリアリティが増します。
まだ初心者で音源にお金をかけたくない、既存の音源では満足できないという方は是非この方法をお試しください!
代理コードをガイドラインに副旋律を書く
「副旋律」「オブリガート」と呼ばれる、いわゆる脇役のメロディーを書くときの常套手段をご紹介します。
書籍などで音楽理論を学んでいると、ここで躓く方は多いかと思います。(コードとの兼ね合いなど、言葉で考えると難しいことが多いので)
しかし、代理コードをガイドラインにメロディーを書くと、驚くほど簡単に副旋律・オブリガートを書くことが出来るんです。早速見ていきましょう!
この様に、代理コードを一旦ガイドラインとして置いて、そのコードの音に合わせてメロディーを書くだけで簡単に副旋律・オブリガートを書くことが出来ます!
作成した代理コードは後で削除し、元のコードとメロディーを合わせて聴くと、驚くほど簡単に、驚くほどキレイなハーモニーが出来上がります!
※代理コードは、コードの構成音のうち2つが被っているものを選びます。
例えばCメジャーコードの構成音はC,E,Gなので、そのうち2つが被っているAmコード(構成音はA,C,E)を選びます。
ピッチベンドでシンセベースのノリを強化
今回の最後の小技は、筆者が独自に編み出した手法です!
シンセベースにはサブベースをセットで鳴らすことが多いですが、イマイチその効き目が実感できない方も多いのでは無いでしょうか。
特にノリを強調したいセクションで有効なのがこの手法です。まずは音源を確認してみましょう!
この様に、要所でメインのベース、サブベースともにピッチベンドで音程を最大値まで下げています。
その時に重要なのが、メインのベースはピッチベンド範囲を-12に設定し、サブのベースはピッチベンド範囲を-5に設定する事です。そうすると、両方のピッチが最大値までベンドした時、一瞬、1度と5度の関係が生まれ、パワーコードが出来ます。
この一瞬のパワーコードが、グルービーなノリを作り出してくれます。是非お試しください!
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