作曲が上達する人の思考法|「収集・分析・具体化」でDTMを科学する

プロの視点から

「DTMを独学で続けているけれど、なかなか上達しない」

「耳コピはしているのに、オリジナル曲のクオリティが上がらない」

「作曲の練習方法がこれで合っているのか分からない」

DTM初心者の方から経験者の方まで、こうした悩みは本当によく聞きます。

作曲が上達しない原因は、才能ではありません。

多くの場合、“成長の手順”が整理されていないことにあります。

私は物理学を学んできた人間ですが、作曲の上達にもある種の“科学的プロセス”があると考えています。

それが、

「収集 → 分析 → 具体化」

という流れです。

この記事では、DTM作曲上達のための具体的な思考法と練習方法を解説します。


作曲上達の第一歩は「収集」

作曲の練習方法として代表的なのが「耳コピ」です。

耳コピは単なるコピーではありません。

優れた楽曲の構造を“収集”する作業です。

特におすすめなのは、まずCメジャースケールの曲をコピーすることです。

ピアノロール上で黒鍵がほぼ出てこないため、

音の関係性を視覚的に理解しやすく、DTM初心者でも取り組みやすいからです。

例えば、

  • チェリー(スピッツ)
  • Let It Be(The Beatles)
  • マリーゴールド(あいみょん)
  • Don’t Look Back In Anger(Oasis)

これらのようにコード進行が似ている楽曲を複数コピーしてみます。

すると、

  • メロディの跳躍の仕方
  • リズムの置き方
  • 強拍で使われている音

など、共通点と違いが見えてきます。

これが「収集」です。


次に必要なのは「分析」

DTM独学で上達しない人の多くは、収集で止まっています。

大切なのは、

なぜこのメロディは気持ちよく聴こえるのか?

を言語化することです。

例えば、

  • 強拍でコードトーンを使っている
  • サビで音域を上げている
  • 同じリズムを繰り返して中毒性を作っている

こうした構造を理解することが「分析」です。

ここまで出来ると、作曲は感覚ではなく“再現可能な技術”になります。


そして「具体化」する

DTMオンラインレッスンの様子

分析だけではまだ足りません。

オリジナル楽曲の制作で、

実際にそのレシピを使ってみること。

これが「具体化」です。

例えば、

Ⅰ – Ⅴ – Ⅵ – Ⅳ

(C – G – Am – F)

という進行でメロディを書いたら、

Ⅳ – Ⅴ – Ⅵ – Ⅰ

(F – G – Am – C)

に変更してみる。

いわゆるリハーモナイズです。

コードが変わると、同じメロディでも印象が大きく変わります。

こうした実験を繰り返すことで、

作曲の引き出しが一気に増えていきます。


音作りを習慣化する

作曲と同時に重要なのが音作りです。

1日30分で構いません。

  • シンセの音を真似してみる
  • ベースの質感を研究する
  • ドラムの空間を作ってみる

完全再現できなくても大丈夫です。

その過程で得たプリセットや知識は、

将来の制作で必ず活きます。

DTM上達には「毎日触れる」ことが何より大切です。


リミックスで編曲力を鍛える

メロディと音作りに慣れたら、次は編曲です。

自分の曲では客観視が難しいため、

おすすめはリミックス制作です。

ステムデータを使えば、

  • アレンジの組み替え
  • ハーモニーの再構築
  • 空間設計の再設計

など、総合的なDTM作曲上達トレーニングになります。


まとめ|作曲の上達は「才能」ではなく「再現性」

物理学では、現象を理解するために

  1. データを集める
  2. 分析する
  3. 仮説を立て、検証する

というプロセスを繰り返します。

作曲も同じです。

  • 楽曲を収集する
  • 構造を分析する
  • 自分の曲で具体化する

このサイクルを回せる人が、確実に上達します。

DTMを独学で続けることは素晴らしいことですが、

客観的フィードバックがないと成長速度はどうしても緩やかになります。

もし、

  • DTM初心者から一歩抜け出したい
  • 作曲が上達しない原因を明確にしたい
  • 最短距離でDTM作曲を上達させたい

そう考えているなら、環境を変えることも選択肢のひとつです。

Akashic DTM教室では、

  • 作曲の添削
  • 分析の言語化サポート
  • ミックスまで含めた総合指導

を行っています。

“なんとなく”から抜け出し、

再現性のある作曲スキルを身につけたい方にとって、

ひとつの有効な方法になるはずです。

上達は偶然ではなく、設計できます。

その設計図を、一緒に作っていきましょう。

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