DTM作曲が上達する方法|メロディ・オブリガート・ソロの作曲テクニック
作曲がなかなか上達しない方には、いくつか共通点があります。
例えば、
- メロディ作成のレシピが少ない
- コードの特性を十分に理解していない
といった点です。
DTMでの作曲は感覚だけでも進めることができますが、具体的な作り方(レシピ)を知っているかどうかで制作スピードやクオリティは大きく変わります。
前回に引き続き今回は、DTMでの作曲に行き詰まっている方がすぐに使える作曲テクニックを紹介していきます。
機械的にオブリガートを作る

主旋律に対してオブリガート(複旋律)を作るときに使える、シンプルな作曲レシピを紹介します。
ポイントは、主旋律と対になるメロディを作ることです。
対になる関係には、主に次の2つがあります。
① 音程の動きを逆にする
主旋律が
- 上昇するとき → オブリガートは下降
- 下降するとき → オブリガートは上昇
というように、逆方向の動きを作ることで自然な複旋律が生まれます。
② リズムを対にする
リズム面でも対になる関係を作ります。
- 主旋律が長い音符のとき → オブリガートは短い音符
- 主旋律が短い音符のとき → オブリガートは長い音符
このようにリズムの役割を分けることで、メロディ同士がぶつかりにくくなります。
さらに、
各強拍で主旋律とオブリガートが5度の関係になる
というルールだけ守れば、ある程度機械的にメロディを作ってしまっても問題ありません。
主旋律とオブリガートを重ねて聴くと、クラシカルで立体感のあるサウンドになります。
この方法は、J-POPの間奏やストリングスアレンジを作る際にも非常に効果的です。
機械的にソロを作る

先ほど紹介したオブリガートの考え方を応用すると、ソロフレーズも効率的に作ることができます。
手順は次の通りです。
まず、機械的に3つのオブリガートを作ります。
- 先ほど紹介した方法で作る
- 1つ目のオブリガートと対になるメロディを作る
- 主旋律のコード進行の代理コードに対して安定するメロディを作る
そして、この3つのオブリガートをすべて重ねます。
主旋律も含めると、合計4つのメロディが重なるため、かなり複雑なMIDIデータになります。
次に、このデータから単音楽器のソロを作るために音を削っていきます。
例えば8小節のソロを作る場合、
- 前半4小節:コード構成音を中心に残す
- 後半4小節:コード構成音をなるべく減らす
という形で整理します。
この手順を踏むことで、
- 自分では思いつきにくいフレーズが生まれる
- 前半は曲の雰囲気に沿う
- 後半は曲から少し離れて展開が生まれる
といった、自然な起伏のあるソロを作ることができます。
テンションコードを使いこなす

コードの
- 7th
- 9th
といったテンションを、ディグリー(度数)の性質から理解すると、
J-POPやJ-Rockでよく使われる複雑な和声を扱えるようになります。
例えば、
F → F → Am → C
というコード進行をアレンジする場合、
ディグリーの性質を考えると、
- 9度(2度):緊張感
- 7度:不安定さ
という役割があります。
これを利用して、
F → F9 → Am7 → C
とアレンジすると、
安定 → 緊張 → 不安定 → 安定
という自然な起承転結を作ることができます。
4度、6度、13度などのテンションについても同様に考えることができますが、これらは他の要素も関係してくるため、詳しくは別の記事で解説します。
まとめ

作曲を上達させるためには、
- メロディ作成のレシピを増やす
- コードの特性を理解する
- 機械的な方法でアイデアを生み出す
といったアプローチが非常に効果的です。
より基礎的なメロディの作り方はこちらの記事を御覧ください。
DTMで作曲を続けていると、
- メロディが思いつかない
- ソロが作れない
- J-POPらしい和声にならない
といった壁にぶつかることがあります。
Akashic DTM教室では、今回紹介したような理論を実際の作曲に結びつける方法を中心にレッスンを行っています。
単に理論を覚えるだけではなく、実際に曲が作れるようになることを目的とした指導です。
もし独学で作曲に行き詰まっている場合は、ぜひ一度ご相談ください。

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