EQでブーストばかりしていませんか?プロはまず“削ります” | Akashic DTM教室
「音がこもる」
「スネアが抜けない」
「ギターが薄く感じる」
ミックスでつまずいている方からよくいただくお悩みです。
これらの原因の多くは、EQの使い方や考え方の誤りにあります。
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むやみにブーストしてしまう
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なんとなくカットしてしまう
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定位を決めずに単体で作業してしまう
これらはすべて、ミックス全体を崩してしまう大きな要因です。
今回は、プロが実践しているEQの基本的な考え方を整理していきましょう。
EQは「音の棲み分け」のためのカットが基本

EQの目的は、
各パートの重要な音をクリアに聴こえさせること
です。
たとえばキックであれば、
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「バツッ」というトランジェント
-
「ボーン」という低域の胴鳴り
が重要な要素になります。
そして、その帯域とかぶりやすいのがベースです。
エレキベースであれば、
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ピッキングのアタック音
-
アンプから出る低域のエネルギー
が重要な音になります。
ここで大切なのは、両者を“足し算”で解決しないことです。
キックの中でベースの低域とかぶる部分を少しカットする。
ベースの中でキックのトランジェントを邪魔する帯域をカットする。
このように、
重要な音を残し、それ以外を削る
のがEQの本質です。
EQ作業は定位とボリュームを決めてから行う

先ほどのキックとベースは、どちらもセンターに配置されるパートです。
つまり、
同じ定位で鳴るもの同士だからこそ、棲み分けが必要になる
のです。
ミックスの基本は、音を前後左右にバランスよく配置すること。
たとえば、
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Lに大きく振ったギター
-
Rに振り切ったシンセ
であれば、帯域のかぶりはそこまで問題になりません。
この場合、EQで無理に削る必要はない、という判断もプロの選択肢です。
つまり、
EQは定位とボリュームが決まってから行う
これを徹底するだけで、ミックスは格段に整理されます。
倍音の付加は“別工程”で行う

「音が細いからブーストする」
これは非常によくあるミスです。
音に迫力を出したい場合は、
-
サチュレーションで倍音を加える
-
グラフィックEQで軽く持ち上げる
といった工程を、棲み分けのEQとは分けて考えることが重要です。
まずは、
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定位とボリュームを決める
-
重要な音を残すために不要な帯域を削る
ここまでを完了させてから、最後に音のキャラクターを整えます。
工程を分けることで、作業中の混乱も防げます。
まとめ

EQの工程は、実はとてもシンプルです。
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定位とボリュームを決める
-
重要な音がクリアに聴こえるように、かぶりをカットする
-
必要であれば倍音を加えて仕上げる
「とりあえず太くする」
「なんとなくうるさいから削る」
ではなく、
まずは“引き算”から始める。
これがプロのEQ処理の基本です。
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