【Logic Pro】リミックスの作り方|Live Loopsで“コード進行ガチャ”するだけで曲になる
「リミックスを作ってみたい」
そう思っても、多くの人は最初にこう悩みます。
- 何から始めればいいのかわからない
- コード進行が思いつかない
- ボーカルに伴奏が合わない
- EDMっぽくならない
ですが、実際のプロ現場では、最初から完璧なアイデアをひねり出しているわけではありません。
むしろ最初は、
「このコード進行、ボーカルに合うかな?」
を大量に試しています。
今回の記事では、Akashic DTM教室 講師・Ikumi Magataのレッスン内容をもとに、
- Logic Pro Live Loopsの使い方
- EDMリミックス制作の考え方
- AIボーカルにも応用できるワークフロー
を、初心者向けに解説します。
リミックスとは「既存ボーカルに新しい伴奏を作ること」

まず大前提として、リミックスとは、
既存のボーカル素材(ステム)に対して、新しい伴奏を作る制作手法
です。
特にEDMでは非常に一般的で、
- ドラムを変える
- コード進行を変える
- シンセを変える
- BPMを変える
ことで、同じボーカルでも全く違う楽曲になります。
実際、AviciiやKygo系のリミックス文化も、この考え方がベースです。
Logic ProのLive Loopsが強すぎる
ここで非常に便利なのが、Logic Proの「Live Loops」。
Live Loopsとは?

縦方向にセルを並べて、
- ドラム
- ベース
- コード
- リフ
- FX
などをリアルタイムで切り替えながら、曲を組み立てられる機能です。
通常のDAW制作よりも、
「試行回数」が圧倒的に増える
のが最大の強みです。
リミックスは“コード進行ガチャ”から始める

初心者ほど、
「正しいコード進行を作ろう」
として止まってしまいます。
ですが実際は逆です。
まず大量に試します。
つまり、
コード進行ガチャ
です。
最初に用意しておくべき王道コード進行

例えばCメジャーなら、まずはこの辺りをLive Loopsに並べます。
| 名前 | コード進行 |
|---|---|
| 王道進行 | Am-F-C-G |
| 4-5-6-1進行 | F-G-Am-C |
| 丸サ進行 | F△7-E7-Am7-C7 |
| カノン進行 | C-G-Am-Em-F-C-F-G |
これをボーカルに当てて、
- 合う
- エモい
- 盛り上がる
- 切ない
などを確認していきます。
プロでも、最初から1発で決めているわけではありません。
なぜCメジャーで作るのか?

今回のレッスンでは、元曲がB♭メジャーだったにも関わらず、
まずCメジャーで作る
という方法が使われていました。
理由は単純です。
Cメジャーが最も見やすいから
白鍵だけで完結するため、
- スケール確認
- コード修正
- メロディー制作
が圧倒的に楽になります。
最後にLogic Proのトランスポーズ機能で、
- 2半音
すれば、B♭メジャーへ移動できます。
ボーカル側は“なるべく動かさない”
ここは初心者がかなり誤解しやすいポイントです。
ピッチ変更は音質が劣化する
特にボーカルは、
- ブレス
- 子音
- フォルマント
があるため、大きくキー変更すると違和感が出やすいです。
そのため、
ボーカルを基準に伴奏側を合わせる
のが基本になります。
BPM変更も±10以内が安全

テンポ変更もやりすぎ注意です。
例えば、
- ブレスが不自然に速くなる
- 語尾が崩れる
- ドラムの余韻が変になる
などの問題が起きます。
特にオーディオ素材は、MIDIよりテンポ変更耐性が低いため、
±10BPM以内
を目安にすると安全です。
EDMドラムは実はかなりシンプル
初心者ほど複雑に考えがちですが、EDMの基本はかなりシンプルです。

基本形
- キック → 四つ打ち
- ハイハット → 裏拍
- クラップ/スネア → 2拍目・4拍目
まずはこれだけでOKです。
キックは“2種類重ねる”と一気にプロっぽくなる

ここはかなり重要です。
キックは、
- 「バチッ」というアタック
- 「ドーン」という胴鳴り
の2要素でできています。
つまり、
- アタック強めキック
- 低域強めキック
を重ねると、一気にEDM感が出ます。
これはSplice素材でも、Logic純正でも可能です。
初心者がやりがちな失敗

「コード入りループ」を使ってしまう
これはかなり危険です。
例えば、
- ギターアルペジオ素材
- ピアノコード素材
には、すでに和音情報が入っています。
そこに別コードを当てると、
不協和音地獄
になります。
おすすめは「コード感のない素材」

安全なのは、
- ボーカルチョップ
- 単音リフ
- FX
- ノイズ
- ベースワンショット
などです。
これなら、自分のコード進行とぶつかりにくいです。
メロディーが作れない人へ
“最初の音だけルート音”ルール

初心者にかなりおすすめなのがこれです。
例えば、
| コード | 最初の音 |
|---|---|
| F | F |
| G | G |
| Am | A |
| C | C |
各小節の最初だけ、コードのルート音に合わせます。
それ以外はスケール内なら比較的自由でOK。
これだけで、
「ちゃんと曲っぽい」
メロディーになります。
Live Loops最大の強み

「試せる回数」が異常に多い
通常のDAW制作だと、
- コピー
- 貼り付け
- 再配置
が多く、試行錯誤が重くなります。
ですがLive Loopsは、
クリックだけで組み合わせ変更
できます。
つまり、
- コード変更
- ドラム変更
- ベース変更
- リフ変更
を高速で試せます。
これが、
アイデア量産マシン
として非常に強力です。
AIボーカル時代と相性が良すぎる

最近は、
- Diffusion系
- AIシンガー
- Synthesizer V
などを使う人も増えています。
この場合、
ボーカルだけ先に完成している
ケースが多いです。
そんな時、Live Loopsは非常に強いです。
伴奏だけ差し替えて、
- Future Bass版
- House版
- Chill版
- UK Garage版
などを高速で量産できます。
Serumは“後から”でOK

今回のレッスンでもSerumが少し登場しましたが、
初心者の段階では、
まず曲を完成させる
ほうが優先です。
音作り沼に入るより、
- コード
- リズム
- アレンジ
を先に学んだほうが、圧倒的に成長が早いです。
まとめ

今回のポイントを整理すると、
- リミックスは「コード進行ガチャ」から始める
- ボーカルを基準に伴奏を合わせる
- Cメジャーで作ると楽
- Live Loopsは試行回数を爆増できる
- EDMドラムは意外とシンプル
- コード入り素材は初心者ほど危険
- AIボーカル時代とLive Loopsは相性抜群
という内容でした。
リミックス制作は、
「才能ある人だけの特殊技術」
ではありません。
むしろ、
大量に試せる人が強い
世界です。
そして、Live Loopsはそのための非常に優秀な環境です。
体験レッスン受付中

Akashic DTM教室では、
- Logic Pro
- Cubase
- EDM制作
- リミックス
- AIボーカル活用
- ミキシング
などを、初心者向けにレッスンしています。
「独学だと完成まで行けない」
「Live Loopsを使いこなしたい」
「AIボーカルを曲にしたい」
という方は、ぜひ体験レッスンをご利用ください。
講師:Ikumi Magata

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